お父様が好きなのは、お母様ではありません。 お父様が好きなのはあなたなのですね。あなたは、お父様が愛した自分の母親以外の女性でただ一人、妻の座に置いても良いと思うくらいに愛した女性なのだと思います。 ・ お父様が欲しがったあなたの写真、以前、呪いに使ったとお伝えしましたが、同時に愛する対象を写真でいいからそばに置きたいという、愛着心から湧き上がった行動だったのだと思います。それを、あなたの方でも本能的にわかっていたからこそ、拒絶したいお気持ちになられたのだと思います。あなたにしてみれば、そこに近親相姦に通ずるような気味の悪さを感じ取っていたのだと思います。 一番愛する人間に、憎しみと敵意を同時に抱くという心理があります。これは、依存的敵意といいます。お父様は、あなたに対して矛盾した二つの感情を、まさにターゲットとしてぶつけ続けてきたのだと思います。 ・ こんなことに自分で気付ける娘は、まずどこの世界にもいないと思います。心の重荷が重すぎて、お辛かったことと思います。しかし、お母様があなたをいじめた理由は、こうなると90%くらいが嫉妬だったと言えると思います。あなたはお父様からものすごく愛されて、ものすごく憎まれているのです。だから、お母様からものすごく嫉妬されているのです。だから、あなたは家に帰れないのです。
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しかしこうなれば、あなたにはお父様をふって、お母様にお父様を返して自由になるという道があるのだと思います。 ・ 他のご姉妹からは、お父様からそこまでの憎しみのターゲットにされたくはないから、あなたがいてくれて良かったと思われていた反面、なんであなただけがそこまで父親から愛されているのか、嫉妬も受けていたことと思います。しかし、お母様の悔しさは半端なかったと思います。私が愛されたいのに、夫は私の産んだ娘の方を愛してしまったという虚しさは、大奥で昔、多くの女性が感じた敗北感に通じるものがあるのではないかと思います。 ・ 失った物品は、お父様の「あなたを誰にも渡したくない」という独占欲、依存的敵意による虐待心からの攻撃、お母様の嫉妬による攻撃、これらの複雑なエネルギーによって、結果として「隠された」のだと思います。まずご自分が、それほど人を惹き付ける魅力を持った女性であるということ、これだけでも認めていただければと思います。ご自分を正確に理解することが絶対に必要なのです。
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