私は、人間が嫌いなのだという思いに煩わされています。そして、人間社会を離れているところから見ている感覚があります。まるで、自分と他者との間に透明なガラスの壁があって、自分は人とは別の世界に生きている感覚です。このような状態を、どう解釈したらよいのでしょうか?
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今回の占い人生相談は、このような質問に答えます。
人間不信と人間嫌い【対処法を占う】
あなたに起きていることは、過去にご両親によって心を傷つけられ続けたことで、あなたが重症な人間不信に陥っていらっしゃるのだということなのだと思います。
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また、傷ついた心から逃げたいという想念が、あなたの元々の霊媒体質と合わさって、身体から魂が抜けやすく、異次元とこの三次元の世界とを行き来できるような体質になり、そのことで生きにくさを感じ続けていらっしゃるのだと思います。
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あなたは人間が嫌いなのではなくて、ご両親のことが嫌いで、今でもご両親への憎しみと恨みに心を支配されているのだと思います。その憎しみや恨みの感情が、あなたの本質、真我、魂のエネルギーと波長が合わないので、これをあなたの宇宙が「否自己」とみなして、外に排出しようと自然治癒力を発動しているのだと思います。
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「これは否自己だ」と自分自身が気付くためには、まずは異物を認識しなければなりません。例えば、嫌がらせをしてくる隣人さんが、あなたの目の前に出現した理由の一つはそれなのだと思います。その隣人は、あなたの心の中のご両親を投影した「影」なのだと思います。
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透明なガラスの壁というのも、子供の頃に防御のためにご自身で用意なさった「防壁」なのだと思いますし、無理に取り外す必要はないものと思います。ただ、それらは、あなたの気質がそれを助長する方向に手伝ってしまっているというだけで、それ自体があなたの本質ではないのだということです。
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これは単純に宇宙の法則を見ていただきたいのですが、私たちはワンネスという存在ですので、本質的には「人と繋がり合いたい」という本能的な欲求を持っているのです。ただ、子供の頃に親に傷つけられた心の傷が疼(うず)いて、その症状として「人が嫌い」だという感覚が自分の中から湧いてきているのです。
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私たちはの元々の存在としては、他のみんなと「ワンネス」として全く同じものを与えられているのです。人と親密に接することができないことを苦しく感じられるのは、こうした事情やカルマやトラウマをすべて取り払ったところに「ワンネスを求める真我」があるためであり、「繋がり合いたい」という本能を持っているために苦しくなるのです。