妻と向き合うことができない苛立ちを、子どもを虐待することで鬱憤を晴らしてきた父。子どもを盾にして自分を守ることしかできなかった母。母は自分の夫からの怒りや虐げから逃れるために幼い私を父に差し出しました。 ・ 我が子を虐待する父が、自分の子どもすら守れない母が、果たして人を愛することができるでしょうか?自分自身を愛することができるでしょうか?そのような夫婦が向き合ったところで、お互いを一人の人間として愛することができるでしょうか? ・ 己の弱さや見たくない現実を、子どもを虐げ子どもを問題に仕立て上げることで、この夫婦は逃げてきたのだと、私は子ども時分に薄々感じていました。人として、それなりの誠実さと愛がなければ相手と向き合うことなどできないと思います。 ・ 親の憂さ晴らしのはけ口となり、機能不全な家族を支える重荷を背負ってきたスケープゴート。 ・ 嘘や嫌がらせで私を悩ませ怒らせれば、自分たち夫婦の間に私が飛び込んでくるという仕掛け。母だけでなく父までもが、時には優しい言葉を投げかけながら、巧みに嘘を使い私を操ろうとしてきた。 ・ それはまるで、父母が共謀して私を陥れ、二人で嘘を分かち合い、私を困らせるための共同作業をしていたようにも見て取れます。 ・ それが現状だとすれば、何故そこまでして愛のない夫婦の絆を深めようとするのでしょうか?
【占いで見抜く深層心理】他者に投影して自分の苦しみを回避する人たち
ご両親がそうまでして何故、フェイクの絆に執着しているのか?それは、お父様の心の中には、あなた以上の苦しみが隠されているからです。あなたのように勇気もありませんから、その苦しみを生涯直視せずにやり過ごしたいのです。
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苦しみを抱えているのはあなたとそして妻なのだと、自分の苦しみを他人に投影していたいのです。自分に起きている苦しみや痛みに気付かないための一番良い方法は、目の前で誰かが常に「痛い、苦しい』と、のたうち回るのを見続けることです。
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また、お父様は心の中に、ご自身の親に対する強い憎しみを抱えています。特に母親を強く恨んでいらっしゃるのだと思います。恨むべき母親を自分の妻に置き換えることで、『親を恨む』というタブーを回避し、『良い人間』で居続けることができます。
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その自分の中の憎しみを直視しないためには、どうすればよいか?それは先程と同じに、母親を恨むあなたという子供を作り上げて目の前に常に置き、親を恨む姿をそこに投影して他人の出来事として見ることなのだと思います。ですから、あなたの中で『恨みが存続している』ことに、お父様は喜ぶのです。
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お父様は、あなたとお母様を戦わせておきたいのです。その『上映』が終わってしまえば、お父様の心は突然静かになって、自分の中から黒いものがムクムクと湧き上がることになるのです。それを見ることがお父様の本当の苦しみなのです。
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お母様もまた同じですが少し違うのは、お母様はご自分の中の『悲しみ』を直視せずに一生を終えたいと思われているのです。
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悲しみが心の中からもたげ始めると、何とも良いタイミングであなた様からの怒りが向けられるシステムになっていたはずです。その怒りのエネルギーが強い蓋となり、お母様の中にまた悲しみを押し込め続けているのだと思います。
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お母様にとっては、惨めな気持ちになったり、自分は誰からも愛されていないのだと孤独を感じて、敗北感に打ちひしがれて泣くことが一番辛いことなのです。
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もしかしたらまた混乱されてしまうかもしれませんが、無意識ではあるにせよ、この問題の主犯はお母様でなくお父様なのだと強く感じました。もっと早くに見抜いていたらと、自分の力のなさに気落ちしています。お父様のやり方が非常に巧妙な為、私まで騙されてしまいました。
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ただ、物品を隠されたと一番最初に伺ったときに、それは魔物によって、別世界に隠されたとお伝えしましたね。あの回答が一番真実に近かったものと思います。
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お父様が魔物というわけではないのですが、魔物と手を組んでいることは確かです。もちろん無意識にですので、本人に言っても意味はありません。
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しかし、お父様の何らかの無意識的なコントロールによって、お母様にも何のことだかわからない状況で、こうなったものとご理解ください。お母様は利用されている側の人間です。
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それほどお父様の『母親への恨み』は強く、母親を飛び越えて「女」という性別の生き物すべてを恨んでいるのだと思います。ですから、お母様とあなたが憎しみ合うのを見て、一番喜ぶのはお父様です。
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お父様のことを随分悪く言ってしまいましたが、お父様の心の魔物の下には、小さな怯えた男の子がいて、その子は親によってとても傷つけられ、これ以上傷つきたくないと怯えて眠っているのが視えます。
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また、ブログに綴る以外のご両親に対する本当に効き目のある成敗の付け方としては、一番見られたくない部分を見破られたと思わせることです。そして、あなたの真実を見抜く心眼には感服いたしました。
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憎しみや怒りで蓋をして、ご両親が何を隠そうとし続けているのか暴かれることに、一番怯えていると思います。
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これでご質問へのお返事になりましたかどうかわかりませんが、とにかくあなたが怒っていたり、憎んでいたりしてくれる方が、ご両親にとって都合が良いということだけご理解いただけましたでしょうか。
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ということは、何がご両親の力を弱めるのかといえば、それはあなたが幸せになり毎日を楽しく暮らすことなのです。それは、離れていても感じるもので、物理的な距離は関係ないのです。反対に、あなたが永遠にご両親に怒りの気持ちを抱いたままで、地球の反対側に暮らしていても、ごまかせないということです。
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どうぞ、毎日を楽しくお幸せに暮らせるようになるにはどうすればよいか、これからは、そこに的を絞って人生を生きなおしてみてください。
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